水底飛行場

試行中……

2023年11月22日 2000文字試し2

2000文字試し。

 特に書くことを思いつかないときの2000文字、書く内容は決まっているけれど、興味が湧かないときの2000文字は大変だろうなと思う。それから、体調が整っていないときの2000文字。睡眠不足とか、体が痛いとか、精神的に安定していないとか。頭の働きに直接響いてくる状態異常なら、その日はもう休んだ方が良い。

 昨晩はゲームをしていて、消灯が遅くなってしまった。部屋を暗くしてもさっきまでプレイしていたゲームの音楽が頭の中で流れっぱなしになってしまって、なかなか寝付けなかった。そういうときの寝起きの感覚は気持ちのいいものではない。眠たいのに二度寝ができない。起きればいいのかもしれないけど、眠たいし目が開かないので起きられない。いくら寝返りを打っても落ち着かない。苦しい。

 そういうわけで、今の私は睡眠不足で、2000文字書くのが大変な状態にいる。眠たい。

 朝は7時半から8時に起床する。目が覚めるのはもう少し前で、目覚めから起床までのあいだ、横になって起き上がれるタイミングを待っている。目覚めと起床に距離がある。パソコンのように、起動するのにある程度の時間が必要なのだ。早起きしないといけないときは、起動時間も考慮してアラームを設定しておかないといけない。消灯時間は決めていない。決めていないが、なるべく日付が変わるまでには寝ようと思っている。思っているだけなので、簡単に夜更かししてしまえる。

 小学生のとき、夜10時45分に寝れば朝6時半に目が覚める!と気づいたことがあった。あれはなんだったのか。

 数日前、出勤時間が早い日に、6時半のアラームをセットしたら、ここ数日はアラームがなくても6時半ごろに目が覚める。目が覚めるだけで起床はできない。もっと眠りたいし、布団の外は寒い。

 何時に消灯して、何時に起きるのが自分に合っているのか。少なくとも、8時間くらいは眠った方がいいということはこれまでの生活でわかっている。ショートスリーパーでもロングスリーパーでもない。あと、8時間は8時間でも、遅寝遅起きの8時間じゃない方がいいらしい。23時くらいに消灯して、7時台に起床できれば上々だなと思う。……じゃあ、それでいいんじゃない?23時までに消灯するようにして、7時周辺に起きる。いいじゃんこれで。いいじゃん。

 起きるのは、アラームかけるとか、暖房のタイマーをセットして朝の部屋を暖めておくとか、寝巻きを重装備にするとか、上着をすぐそばにおいておくとか、できることが少ない。なので、全部やろうと思えばできる。

 問題は夜だ。夜の過ごし方や準備がものすごく大事なのに、油断したりあいまいになったり詰めが甘くなったりする。よくない。睡眠は減点方式らしい(※1)ので、寝る前の時間をなんとか良い感じに組み立てたい。寝る前に特定の音声や動画を観たり聴いたりすると、頭の中でそのイメージや音が流れて寝付けないことがよくあるので、寝る前は、ひとまずゲームや動画視聴はやめた方がいい。体が冷えると寝付けないので暖かくして、ストレッチしよう。翌日休みだからといって、夜更かししていいわけではない。翌日休みだからこそ、ちゃんと寝てすっきり過ごした方が気持ち良いし楽しいと思う。ただ、翌日休みの夜は解放感があって、それはそれで楽しいのだ。夜にやるゲームは楽しい。バランスをとれるだろうか。時間を決めてやる?本を読む時間を確保したくて、夜に読むのはどうだろうと思っていたりもする。寝る直前まで電子画面を見るのはやめておきたい。21時くらいにはおしまいにする。夜の1時間は思ったよりあっという間なので、本を読んでいたらすぐに22時台になっていることが多い。ぼんやり読める本を読んだらいいよね。日中読む本と寝る前に読む本は分けたいかも。

 ここまで1時間で1600文字程度。

 朝ご飯をトーストだけにしたらお腹空いてきた。眠さに負けてさぼったら、ちゃんと早くにお腹が空いた。マグカップの飲み物はすぐに冷めて、冷えてしまう。サーモ、という名前がついているマグカップは保温してくれるのかな。

 ゲームを買ってから本を読まなきゃという圧を忘れていた。圧を忘れて、今は、具体的にどうしようかと考えられるようになった。自然に取り組めないなら、時間を確保するしかない。

 本が好きだと堂々と言えたのは小学生の時だ。だんだん読むことから離れて、大学を卒業して、また少しずつ読むようになっている。読むのは習慣、筋トレに似ているそうなので、とにかく1日の中に読む時間を確保して、習慣として身につけていく。最初はひとまずそれでやってみよう。読むのが面白いのは知っているから、気楽にいこう。

 読まないこと、読む習慣がないことが、なんだか恥ずかしいのだ。学ばない、勉強しない人間になったことが恥ずかしいらしい。自分にとって本を読むことは勉強することなのか。漫画は楽しみとして読んでいる。文字の本は、なんとなく、勉強という気分が大きいらしい。文字の本も楽しみとして読めると思うのだけど。興味があるから、面白そうと思うからその本を選んで買ったわけで、今私の手元にある本で楽しみのない本は一冊もないはずだ。大丈夫、どの本も面白いと思うよ、私が私の興味と感覚に沿って選んだのだから。

 私は、勉強することをかっこいいことと思っているのかな。そんなに美化することでもないだろうけど、かっこわるいことでもないよね。学生時代は怒られたくない気持ちが大きくて仕方なくて、まじめに勉強することで怒られないように過ごしていたから、勉強することを美化しないとやってられなかったのかもね。パフォーマンスとして勉強していたということか。いまはもう、だれに見せるためでもなく、自分のためだけに勉強できるよ。よかったね、この楽しみはもう私だけのものだよ。

 本を読む人はかっこいい?私ね、本を読んでいる人の姿とか手元とかの写真とか動画が好きなのよ。これは、フェチとかいうやつなのかな。本を読む人は(その見た目が)かっこいいと思っているよね。勉強しているからかっこいいとかではなくて、本と、それを扱う人の挙動のセットがなんとなく好きってことかな。なんて言えばいいかな。坂本龍一氏のドキュメンタリー映画(※2)で、氏が自身の作業場で椅子に座って、文芸書の単行本くらいのサイズの本を触るシーンがあるのですが、片手で本を持って、もう片方の手でかためのページを1ページずつはぐっていくその所作と、ページが1枚1枚めくれる音と、その手元をじっと見ている氏の後ろ姿と、全てがとても魅力的に感じられて、そのシーンを観るときは他のシーンよりも集中を濃くして観ていました。本を読む姿が好きなのと、あとたぶん、手に魅力を感じるんだろうね。

ここまで2880文字。



※1  睡眠学者、柳沢正史だけど質問ある? | Tech Support | WIRED Japan  わかりやすくて面白かった。

※2  11/4(土)公開『Ryuichi Sakamoto CODA』予告編