水底飛行場

試行中……

2023年11月21日 2000文字試し

2000文字がどれくらいか。試し。

 2000文字がどれくらいの量か、実際に書いてみて、体感してみようとしている文章である。大学を卒業して、この文字数でこのような内容の文章のかたまりを書くように、という機会が一切なくなった。大学生のときがいちばん書きもの仕事をしている人と状況が近かったのだなと思う。レポートは、どうだったろう、私はすんなり書き上げていただろうか?いや、すんなり、という記憶はない。書いて、まだ足りない、書いて、足りないもう少し、ひい、書いて、やっと文字数クリアだ、整えて、提出。という印象が残っている。書くのは大変だ。慣れないし、内容に興味があるわけでもないし、大学のレベルに自分の頭がついていけていたのか怪しいし。執筆の段階も大変だったけど、体裁を整える時間もまあまあ時間を食っていた気がする。指定の型に合わせるとか、指定はないけど、ある程度整え方の一般解みたいなものがあるので、それに沿うように気を遣うとか。型は覚えてしまえば楽なんだろうけど、なかなか、考えないで型に合わせられるところまで習熟しなかった気がする。大学のレポートは、ぎぎぎ、という感覚、スムーズでない、なんとかしのいだ時間という記憶の集まりのようである。

 卒業論文の反省は、こまめに先生に相談すればよかったなという感じだ。ただ、相談するには、自分がどうしたくて、でもここがスムーズでない、というようにある程度状況が把握できていないとクリアにできない。だから、相談できなかった。自分で状況が掴めていないから。でも、状況が掴めません、という相談をすればよかったのだろうけど。状況が掴めていないこともわかっていなかったのかもね……。難しかった。人生ではじめて二万字程度のまとまった文章を書いたのだ。難しかったし疲れるし、体裁を整えるのも労力が要った。大変だったなあ。その割にクオリティは高くなかった。それはまあそうか。練習量が多いとは言えなかったから。今ならもっとうまくできる?今なら、テーマを決めるところからやり直しだと思うよ。問いを立てるのは、難しい、いきなりできることではない。

 少し前に、GoodNightというタイトルのお話書いたじゃん。あれは2万文字くらいだったよね。めっちゃ時間かかった、一日に書く量が少ないし、書かない日も多くあったから。楽しかったけど。文字数というか、内容を組んで、それに沿って書くわけですが、量が思ったよりあったんだよね、それで、量に振り回されるような感覚だった、自分がお話の本文を掌握しているような感覚は皆無で、本文に迷い込んで右往左往しながら肉付けしていくような感覚だった。難しかったね。でも、卒論とちがうのは、こちらは楽しさ充実がずっとあったんだよね。自発的で、完成させたいという気持ちがあって、やりたかったことだったから。反省は、はじめて書くには量が多かったな、とか、もうちょっと骨組みしっかりめにやってから書き始めてもよかったな、とか、一日に書く量をもっと増やしたいな、とか。

 そうか、この時点で、書く量を増やしたいというのが出ているんだ。一日に書く量を増やすって、体力をつけようというのと似ているのではないかと思った。活動の基礎になる部分をもっと増やして安定させたい。ただ、一日に書く量を増やしたいという目標は、体力をもっとつけたい、より、なにしたらいいかぱっと思いつかない。体力だったら、毎日歩こうとか筋トレやろうとかよく食べてよく寝ようとか、具体的に何したらいいかわかる、身近だから。書く量を増やしたい……?過去の私はそこでストップしてしまって、調べることをしなかったのがまずかったのだろうなと思う。書く量を増やす、で検索してみようか。

 検索したら、https://socratesbiz.net/wp/long-writing/ ←の記事を見つけた。記事の質を落とさずに文章を長くするには、具体例を増やすこと、上方の詰め込みすぎに気をつけて。ということが書いてあった。

 それから、https://writing-daiko.com/webwriter/alltext/augment/ ←こっちの記事は、あと500文字を増やす方法について、専門用語をわかりやすい表現に言いかえる、全体の構成を考える段階で本文以外にも量を分配しておく(あらかじめリード文、最後のまとめ、各項目の小まとめなどに量を割けるよう設計しておく)、具体例を入れる。

 どちらも、目的のはっきりした文章の量を増やすテクニックの話だ。基礎体力をつけるための方法ではないが、単純に、参考になるなあと思った。ネットでちょっと検索するだけでも参考になる情報が出てくるのだから、気軽に調べてみたらいいのだな。私はただ反省点だけ出して、そこから何もしないのがよくないのだ、せっかく反省点が出たのだから、活かすように行動してごらんなさいよ、という反省点がいま出た。

 あと、長い文章が書けるように、と思っているけど、何についての文章なのか、どれくらいの時間で何文字書けたらいいのか、具体的なところがなんとなくあいまいになっていないか?なってるよ、あいまい、なんだったっけ。お話を書いた反省点として、お話の本文を一日に書き進める量を増やしたい、と思ったわけですよ。前提として、お話の設計をひととおり組みました、というのがあるね。一日の、私がなんか書いてるのは午前中が多いから、午前中の、9時から11時としましょう、2時間。

 (ちなみに、ここまで、11時から書き始めたらしいんですが、いま11時55分で、2293文字だってさ。スムーズに2000文字書けてるよ。テーマがあったからね、私にとっての長めの文章を書くことについて。)

 スムーズにいけば、一時間で2000文字書けるらしい。でも、いつもこんな調子いい感じではないので、まあ、1000文字からよくて1400文字書けたら上出来、という感じなのかな。Wordのデフォルト設定1ページぶん。タイピングの速さとか、検索などに使う時間とか、そういうのも込みで、1時間で1000文字以上を安定して書きたい、という感じになるのかな。

 お話の本文だから、記事とは違う部分も大いにあるでしょうけど、何について書くかはっきりさせておくとか、設計がひととおりあるとか、必要な条件は似ているはず。あと、書く人の体調が安定しているとか。

 あとそう、あのね、設計がある前提で書くものとノープランでだらだら頭の中を吐き出すみたいに書き出すものの、それぞれに向かうモードをちゃんと分ける必要があるな。頭の使う場所が違う気がする。記事と、お話と、日記(吐露)、みたいな分類があると思う。

 この文章は、考え事の文章だから、吐露に近い。人に読ませる気がない、自分が考えたことを書いてその軌跡を確かめるためのもの。だからこれだけスムーズに書いていけるのだろうなと思う。ためらいがない。気を遣う対象がいないから。

 あと、ここまで、1時間半くらい座りっぱなしだったのですが、トイレ行ったら、足がふらついて、血行がそんなに良い感じではないね。1時間ごとに立って動くようにした方がいいな。タイマーとかあった方が良いかも。

 書く内容に興味があるか、というのもだいぶ大事なのだろうけど。お話なら、それは、自分が好きで書いているので、まあ大丈夫かなと思う。たぶん。記事だと、ネットで検索できる程度の情報なら取り込めるけど、それ以上は、いけるのか?

ここまで1時間半で3081文字。